「蜜約の箱庭ー王子と籠の鳥ー」シリーズ3作品が好評発売中です。

【蜜約の箱庭とは】
──昔々、とある王国に美しい少女がおりました。ですが少女は、王様の妾腹の娘でした──
童話のような中世ヨーロッパ風の世界観で、継母である女王の陰謀により隣国に売られた美しき悲運の少女として、自由奔放な王子たちに翻弄されながら、やがて本当の自分の居場所と真実の愛を見つける物語です。

第一弾 アレクシス 錆びた薔薇の庭園 (CV:森川智之)

【あらすじ】
クロスフィア王国の王位継承権第一王子アレクシスは、隣国から陰謀により売られてきた少女を、何も知らぬまま自分の従僕として召し抱える。
自他ともに認める実力と絶対的自信を持っているアレクシスは、「この国の全ての物は自分の物、全ての者は自分にひれ伏す者である」という考えに基づき、気に入ったものは全て手に入れ、気に食わないものは平気で破壊してしまう。
最初は少女のことを新しい道具としてしか見ていなかったが、正確に仕事をこなし他兄弟からも信頼を得ていく少女に苛立ちを覚え、日々無理難題を押し付ける。

そんなある日、薬を盛られ体調を崩したアレクシスは、少女の仕業ではないかと疑い厳しく当たるが、それを境に少女に対する特別な感情に少しずつ気づいていく……。

第二弾フェルディナンド 融けた百合の花園 (CV:杉山紀彰)

【あらすじ】
クロスフィア王国の王位継承権第二王子フェルディナンドは、隣国から陰謀により売られてきた居場所のない少女を、自分の元へと招き入れる。
頭脳明晰ではあるが他人との関わりを嫌うフェルディナンドは、研究や実験を至上の喜びとし、時間があれば自分専用の研究室に閉じ篭り実験を繰り返しているため、城の中では変人とも囁かれている。
穢れを知らず真摯に薬の実験に力を貸す少女に対し常に優しく接するフェルディナンドだが、人間に興味のない彼にとっては大事な実験道具を丁寧に扱うのと同義であった。

ある日紛失した実験中の大事な薬を、少女が盗んだのではないかと疑うフェルディナンドは、今までに感じたことのない苛立ちを覚え始め、少女に対する実験も激しくなっていく……。

第三弾エーリヒ 鳴かぬ雛菊の温室  (CV:下野紘)

【あらすじ】
クロスフィア王国の王位継承権第三王子エーリヒは、隣国から陰謀により売られてきた少女を、死産と言われていた姉が実は生きており、家族からの愛情を受けることなく生きてきた自分の元に戻ってきてくれたのだと信じて疑わなかった。
生まれつき身体が弱く、離れの屋敷で甘やかされて育ってきた為か、普段は臆病だが自分の我儘が通らないと癇癪を起こして手を付けられなかった。
今までの誰とも異なる優しさで接してくれる少女に好意を向けるエーリヒは、都度姉であることを認めるように訴えるが、あくまで従者として仕えようとする少女に少しずつ苛立ちを憶え始める。

自分と同じように家族に見捨てられた少女だけは永遠に自分のそばにいてくれる……しかし自分に秘密で兄達に会っていたことを知ると、激しい独占欲を露わにしていく……。

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